画像作成ツールSat2Imgバージョン2.00 2015.06.18 1.目的  ・SATAIDデータから汎用画像データを作成する。  ・その汎用画像に熱帯擾乱解析データからの熱帯擾乱位置を付加する。   (SATAIDデータの撮像日時に対応する全ての熱帯擾乱解析データが対象) 2.起動方法  SAT2IMG [-e=elv_dir] [-h=hst_dir] [-m=map_file] [-s=setup_file] [-t=text_file] [-l] [-g] [-a] source_file destination_file  source_file: 入力SATAIDファイルのパス名(出力ファイルがGIFアニメーション形式の場合はテキストファイルのパス名)  detination_file: 出力画像ファイルのパス名(拡張子は"BMP","JPG","PNG","GIF","JP2","TIF"のいずれか)  オプション  elv_dir: 標高データがあるディレクトリ名(地形図が合成される)  hst_dir: 熱帯擾乱解析データ(TCxxxx.HSTやEDAxxxxxxx.csv)があるディレクトリ名  map_file: 特定の海岸線ファイルのパス名(設定されない場合はプログラムのあるディレクトリで自動的に選択)  setup_file: 起動時に読み込まれる各種設定値ファイルのパス名(存在しない場合は作成される)  text_file: 各熱帯擾乱の諸元を出力するファイルのパス名  -l: 文字列のフォントが英語用が使用され、日時表記が英語圏向きになる。  -g: 出力画像がTIFF形式の場合に位置情報を含むGeoTiff形式へ変換される。  -a: 複数の入力SATAIDファイルからGIFアニメーション形式のファイルを出力する。 3.プログラムファイル  SAT2IMG.exe: 実行ファイル  msMap2.dat: 海岸線データ(高分解能)  msMap9.dat: 海岸線データ(中分解能)  msMap30.dat: 海岸線データ(低分解能)  IMGLIB.dll: 画像ライブラリ 4.各種設定値 [SAT2IMG] Jst=OFF :撮像日時JST表示ON/OFF Grid=ON :緯経度線表示ON/OFF Map=ON :海岸線表示ON/OFF Intv=3 :緯経度線間隔(1,2,5,10,15,20,30,45,60,90度のゼロベース順序) Amin=50 :撮像日時ノミナル化調整(分) Rmin=10 :撮像日時をノミナル化する間隔(分、1以上の場合はAminは無視) Agif=10 :GIFアニメーションを表示する際の遅延時間(0.01秒) Width=801 :出力画像横サイズ(縦横いずれか0に設定すると元のサイズ) Height=501 :出力画像縦サイズ(縦横いずれか0に設定すると元のサイズ) Dtm=0 :撮像日時表示位置(0:左上、1:右上、2:左下、3:右下、-1:なし) Elem=5 :海岸線要素(1:海岸、4:湖岸、8:河川、16:国境、32:区画、これらの論理和) HstSiz=20 :熱帯擾乱文字サイズ DtmSiz=20 :撮像日時文字サイズ NtcSiz=20 :熱帯擾乱が無い場合に表示する文字列のサイズ DtmSat=ON :撮像日時に衛星名ON/OFF DtmObs=OFF :撮像日時の詳細ON/OFF NumBak=ON :熱帯擾乱文字列に背景ON/OFF NtcBak=OFF :熱帯擾乱が無い場合に表示する文字列に背景ON/OFF ItsNum=ON :熱帯擾乱の強度表示ON/OFF GrdCol=0,0,192 :緯経度線の表示色(RGB値) MapCol=0,192,0 :海岸線の表示色(RGB値) EqtCol=192,0,0 :赤道の表示色(RGB値) DtmCol=192,192,0 :撮像日時の表示色(RGB値) TypCol=192,0,0 :台風番号の表示色(RGB値) TdpCol=192,0,192 :TC番号の表示色(RGB値) EdaCol=0,128,128 :EDA番号の表示色(RGB値) NtcCol=192,0,192 :熱帯擾乱が無い場合の文字列の表示色(RGB値) GrdWid=1 :緯経度線の幅 MapWid=1 :海岸線の幅 ElvAdj=-10 :地形図の明度(-20〜+20) SatLat=0.00 :衛星の緯度(度) SatLon=140.00 :衛星の経度(度) SatAlt=35793.00 :衛星の高さ(km) Vadj=OFF :可視画像の天頂角補正ON/OFF SunGln=OFF :可視画像のサングリント補正ON/OFF GifOpt=ON :GIF画像の高品質減色ON/OFF GeoTif=OFF :TIF画像の位置情報ON/OFF GrdStr=2 :緯経度文字の属性(1:大きい、2:背景有り、これらの論理和) MapSty=0,0,0,2,2,1 :海岸線と緯経度線の属性(0:実線、1:破線、2:点線、3:一点鎖線、4:二点鎖線) Zoom=50.00,90.00,0.00,-170.00 :拡大領域(左上の緯経度と右下の緯経度、全て0度に設定すると拡大なし) NtcStr=" No TC " :該当時刻の熱帯擾乱が無い場合に表示する文字列(最大で半角64文字) Font="MS Pゴシック" :表示する文字列のフォント(最大で半角31文字) ChNname=IR :XX画種の表記名(Nは0〜F) ChNchar=IR :XX画種の識別子(Nは0〜F) ChNmax=45.0000 :XX画種の上限輝度(℃、Nは0〜F) ChNmin=-60.0000 :XX画種の下限輝度(℃、Nは0〜F) ChNrev=OFF :XX画種の階調反転ON/OFF(Nは0〜F) ChNtbb=OFF :XX画種の物理値が温度ON/OFF(Nは0〜F) ChNabs=OFF :XX画種の温度は絶対温度ON/OFF(Nは0〜F) ChNcol=-1 :XX画種のRGB階調番号(Nは0〜F、-1:RGB階調を使用しない、0〜3:RGB階調) SNmax=5.0000 :差分画種の上限輝度(Nは1〜8) SNmin=-1.0000 :差分画種の下限輝度(Nは1〜8) SNrev=OFF :差分画種の階調反転ON/OFF(Nは1〜8) SNcol=-1 :差分画種のRGB階調番号(Nは1〜8、-1:RGB階調を使用しない、0〜3:RGB階調) XXextNr=(ttt, vv)・・・ :XX画種のR階調値(Nは0〜3、ttt:物理値、vv:0〜255) XXextNg=(ttt, vv)・・・ :XX画種のG階調値(Nは0〜3、ttt:物理値、vv:0〜255) XXextNb=(ttt, vv)・・・ :XX画種のB階調値(Nは0〜3、ttt:物理値、vv:0〜255) 5.諸元出力ファイル  ・データ形式 : CSV  ・ファイル形式 1行目 : 項目名(mmddhhUTC,Name,Lat,Lon,Ac,Wf,At,T-no,CI-no,DDD,FF) 第1項目は観測時刻(mm:月、dd;日、hh:時) 2行目以降 : 各熱帯擾乱の諸元 熱帯擾乱番号,台風名,中心緯度(deg),中心経度(deg),中心精度,システムサイズ,強度変化,T数,CI数,移動方向(deg),移動速度(kt) 中心精度、システムサイズおよび強度変化は、SAREP報準拠でコード化されている。 6.GIFアニメーション用入力ファイル  ・データ形式 : TEXT  ・ファイル形式 1行目 : 最初の入力SATAIDファイルのパス名 2行目以降 : 次の入力SATAIDファイルのパス名 7.履歴 2009.03.26 バージョン1.00 ・公開バージョン 2009.04.14 バージョン1.01 ・熱帯擾乱が無い場合に表示される文字列の色、サイズ、背景を別途設定できるように変更 ・表示される文字列のフォントや英語圏向きの日時表記を設定できるように変更 2009.04.16 バージョン1.02 ・熱帯擾乱の強度を表示できるように変更 2009.04.24 バージョン1.03 ・GIF画像作成時に高品質の減色処理を設定できるように変更 ・JP2画像作成時にテンポラリファイルをルートではなくカレントのディレクトリに開くように変更 2009.05.08 バージョン1.04 ・各熱帯擾乱の諸元をテキストファイルに出力できるように変更 2010.07.28 バージョン1.05 ・擬似カラーによる画像を作成できるように変更 2011.09.14 バージョン1.06 ・Jpeg形式の画像を出力できないことがあるのを修正 2012.11.26 バージョン1.07 ・v1形式の熱帯擾乱解析データファイルに対応できるように変更 2013.12.03 バージョン1.08 ・v2形式の熱帯擾乱解析データファイルに対応できるように変更 2014.06.10 バージョン1.09 ・GeoTiff形式の画像を出力できるように変更 ・全ての出力画像形式で画像ライブラリが必須となるように変更 2015.06.18 バージョン2.00 ・ひまわり8号のSATAIDデータに対応できるように変更 ・RGB階調表示に対応できるように変更。 ・赤道の色を設定できるように変更。 ・GIFアニメーション形式のファイルを出力できるように変更